群馬県前橋市で25年以上、外構・エクステリア工事を手がけてきた「ブリックガーデン」。
創業のきっかけは「なんとなく」──しかし、その裏には、職人さんの働く場を守り、見えない部分で決して手を抜かないという、揺るがない信念がありました。
今回は、ブリックガーデン代表に、創業の経緯や施工へのこだわり、これから外構工事を考えている方へのメッセージを伺いました。
創業のきっかけは「なんとなく」から

ブリックガーデン 代表取締役 茂木 康司
── そもそも、外構・エクステリアの会社を立ち上げようと思ったきっかけは?
正直に言うと、かっこいい理由はないんです(笑)。
「なんとなく、自分はこういう仕事が得意かもしれない」と思ったのが最初のきっかけです。
もともとは建築関係の営業マンとして働いていて、お客様は建設会社さんや個人の職人さんでした。ブロック屋さん、左官屋さん、外構の職人さんなど、たくさんの方とお付き合いがあったので、「自分が営業で仕事さえ取ってくれば、それを信頼できる職人さんたちにやってもらえばいいのではないか」と考えたんです。自分は“司令塔”として動き、職人さんに現場を任せる。そんなイメージでスタートしました。
ところが、仕事を続けていくうちに「ここで一緒に働かせてほしい」という人が少しずつ増えていきました。
1年目、2年目…と従業員が1人、2人と増え、「これはもう会社という形にしないといけない」と、現在のブリックガーデンの形になっていきました。
私にとって「会社をつくる」ということは、みんなが働ける場所をつくること。その想いは、今も変わっていません
社名「ブリックガーデン」に込められた時代背景
── 「ブリックガーデン」という社名の由来を教えてください。
「ブリック(BRICK)」はレンガ、「ガーデン(GARDEN)」は庭という意味です。
創業当時、ちょうど“レンガのお庭”がブームになり始めた頃で、「レンガを使ったお庭」を看板にして仕事を始めました。
ありがたいことに、その流行にうまく乗ることができ、「ブリックガーデン」という名前も含めて、多くのお客様に覚えていただきました。今では同じ名前を使っている会社も増えましたが、歴史だけでいえば、うちはかなり古いほうだと思います。おかげさまで長く親しまれている名前です。

「見えないところで手を抜かない」施工へのこだわり

── 施工面で大切にしていることを教えてください。
この業界は、正直なところ、起業しやすい業種です。
少しブロックが積める、重機(ユンボ)が動かせる、ダンプが買える──そういった理由で独立してしまう方も多く、扱う金額が500万円以下の工事も多いので、参入障壁が低いんですね。
その一方で、基本的な土木・建築の知識や設計の考え方が身についていないまま工事を行ってしまうケースも少なくありません。
コンクリートの厚みをごまかしたり、鉄筋の本数を減らしたり、見えないところでの“手抜き”が起こりやすいのが実情です。
ブリックガーデンでは、
「見えない部分こそ、手を抜かないこと」
を徹底しています。
お客様の目には直接見えない基礎の部分こそ、将来の安心・安全に直結します。だからこそ、そこだけは絶対に妥協しない。これは会社として一番大事にしていることです。
職人さんとの約束「仕事がない日はつくらない」
── 従業員や職人さんとはどのようなスタンスで接しているのでしょうか。
最初に職人さんを雇ったとき、私はこう伝えました。
「申し訳ないけれど、私はあなたたちに技術を教えることはできません。ただし一つだけ約束します。
“仕事がないから今日は帰ってください・日当は払えません” ということは絶対に言いません。
だからその代わり、毎日しっかり仕事をしてほしい。技術は、私があなたたちから教わります。」
私は元々、現場の職人としてのスタートではありません。だからこそ、現場では材料運びなどの「手元」に回りながら、施工は職人に任せ、その技術を目の前で学び続けてきました。
「会社があるから働ける場所がある」その責任を果たしたいという思いで、今でも「仕事を切らさないこと」が自分の一番大きな役割だと考えています。
おかげさまで、創業当初から20年以上一緒にやっている職人もいます。家族のような関係で、会社を支えてくれている大切な仲間たちです。
「適正価格」で、お客様に損をさせない
── 価格や見積りについての考え方は?
「うちは高い・安いではなく“適正価格”です」と言います。
外構工事の世界では、大手ハウスメーカーさん経由の工事だと、元の工事金額に大きな上乗せがされてしまうことがあります。
たとえば、実際に私たちが140万円で見積もった工事が、お客様のお手元に届くときには約600万円になっていた、というようなケースもあります。
もちろん、下請けとしても仕事を受けている以上、「それでは工事をしません」とは言えません。ですが、そうした実情を知っているからこそ、
「できるだけ直接ご依頼いただき、お客様が損をしない形で工事を届けたい」
という思いが強くなりました。
適正価格以上の金額を、説明もなく上乗せしてお客様に負担させることはしたくない。心のどこかに「儲けすぎてしまったな」という違和感が残るような仕事は、したくないんです。

流行ではなく「長く愛せる外構」を
── デザインやプランニングで心がけていることは?
お客様とお話ししていると、「今、このデザインが流行っているから」「この色が可愛いから」
という理由で門柱や外構を選ばれることも多くあります。しかし私は、よくこんなお話をします。
「今はそのピンクの門柱が可愛くて素敵かもしれません。でも、30年後にその門柱の前から出ていく自分の姿を想像してみてください。それでも違和感がないでしょうか?」

せっかくお金をかけてつくる外構ですから、“今だけ”ではなく、20年、30年と長く暮らしの一部として愛せるかどうかを一緒に考えたいと思っています。
また、お庭の管理という面でも、
- 草むしりの負担を減らすこと
- 必要以上に庭木を増やしすぎないこと
- シンボルツリーも「一生もの」ではなく、時期が来たら植え替える前提で考えること
など、「手のかからない庭」をご提案するようにしています。
変わる庭の役割と、今のニーズ
── 最近のお客様のニーズの変化は感じますか?
昔に比べて、「庭木を楽しみたい」という方は本当に減りました。
今はどちらかというと、
- 駐車スペースを増やしたい
- プライバシーを守るための目隠しフェンスがほしい
- 庭でバーベキューやプール遊びができるようにしたい
- 防犯性を高めたい
といった“実用的・機能的な外構”へのニーズがとても強いと感じています。群馬県は車社会ですから、最初は「2台停められれば十分」と考えていても、
- 子どもが免許を取る
- 実家のご両親が車で遊びに来る
- 将来的に子どもが独立せず家に残る
といったことを考えると、4台、5台の駐車スペースが必要になることも珍しくありません。ですから外構のご相談をいただく際には、「今だけを見るのではなく、10年・20年先の暮らし方まで想像して、一緒に計画しましょう」というお話を必ずさせていただいています。

和風も洋風も、オープンもクローズも。できるだけ「断らない」外構店
── 得意な工事や、逆に引き受けていない工事はありますか?
和風・洋風を問わず、ブロック積み・フェンス・カーポート・ウッドデッキなど、外構全般は一通り対応しています。昔から大規模な造成現場も、オープン外構の街並みづくりも経験してきましたので、「これはできません」というものは基本的にありません。
正直に言うと、お客様からご希望のケースにおいて、長年の経験から「これはあまり長持ちしないだろうな…」と思う仕上げや素材もあります。例えば、時間が経つと痩せてしまう塗り壁材などは、そのリスクもわかったうえで使わなければいけません。
ただ、その場合もきちんと「将来的にこういう傷みが出やすい素材です」「メンテナンスはこれくらい必要になります」といった説明をしたうえで、お客様のご希望を尊重するようにしています。
大事なのは、メリットだけでなくデメリットも含めて“正直にお話しすること”だと思っています。
代表の素顔:凝り性なゴルフ好き!

── 代表ご自身についても少し教えてください。
性格を一言でいうと「ものすごく凝り性」です。
今はゴルフに夢中で、クラブのグリップ交換なども自分でやりますし、鮎釣りのシーズンになれば、朝から何時間も仕掛け作りに没頭します。
YouTubeのゴルフ番組を毎日欠かさず見るほどハマっていて、「やると決めたらとことんやる」というところは、仕事にも通じているのかもしれません。
また、孫と遊ぶ時間も大好きですが、車の革シートに飴でベタベタにされて、毎回濡れタオルで拭いているのも“じいじあるある”ですね。もちろんかわいいから怒ったりはしません。(笑)
よく「仕事が嫌いだから、この仕事が合っている」と冗談で言います。毎日同じ場所に通って同じ作業を繰り返すのは性格的に向いていなくて、営業として動き回りながら、人と話し、現場をつくっていく今のスタイルが自分には合っているのだと思います。
これから外構・エクステリアをお考えの方へ
── 最後に、これから外構工事を考えている方へメッセージをお願いします。
外構は、家と同じくらい「暮らしやすさ」を左右する大切な部分です。だからこそ、目先の見た目や一時的な流行だけで決めるのではなく、
- 10年、20年後の家族構成(車の台数など)
- 将来、管理にかけられる時間や体力
- 防犯やプライバシーへの配慮
といった、少し先の未来まで見据えて計画していただきたいと思っています。そのうえで、私たちブリックガーデンは、
- 見えないところで手を抜かない施工
- お客様が損をしない「適正価格」
- メリットもデメリットも包み隠さずお伝えする、正直なご提案
をお約束します。「うちの場合はどう考えたらいいんだろう?」という段階でも構いません。
ぜひ一度、お気軽にご相談ください。お話をじっくり伺ったうえで、そのご家族にとって一番いい外構を一緒に考えていければ嬉しく思います。
ブリックガーデン 代表取締役 茂木 康司








